プライベートでもアクティブに過ごし、充実した毎日だ。専門学校卒業後、仲間に声を掛けて合唱団を作り、現在まで活動してきた。3年前に入会した高IQ団体でも、ボードゲーム会などに積極的に参加している。
「専門学校では、心が通じ合う友達が何人もできました。高IQ団体では、『自分の感覚を、何でもないことでも理解してくれる』と感じられました。人間は“共感の動物”なんだと思います」
また、専門学校時代の友人と結婚し、現在は子育てに励んでいる。
「子どもには、友達付き合いを大切にしてほしいと伝えました。友達の作り方なんて、別に学校では教わらないじゃないですか。でも僕は結構、真面目にやったほうがいいと思ってて。今、子どもが友達と楽しそうにしているのを見ると、すごくいいなって思います」
なにげないように思える言葉だが、自身の経験が込められたものだ。
苦しみを乗り越え、伝えたいこと
周囲に心を開けず、苦しい子ども時代を過ごした福田さん。ギフテッド当事者の子どもたちや、その家族に伝えたいことを尋ねてみた。
「まず、自分の気持ちを諦めないことを大切にしてほしいです。やりたいことについて、『〇〇だからできない』と思わないで。逆に、周囲の大人は子どもの人生に『こうしたい』と勝手にレールを敷かず、子ども自身が楽しめる場所に導いてあげてほしいと思います」
もちろん、どんな子どもに対しても、その子の思いを尊重することが大切だ。しかし、能力や状況を読む力が高い子どもの場合、周囲の気持ちを優先してしまうことがある。


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