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BCNランキングが公表した2026年7月27日から8月2日までのスマートフォンのシリーズ別実売台数で、iPhone Airが1位となった。この週の集計では2位がiPhone 17、3位がiPhone 17e、4位にグーグルのPixel 10aが入り、5位はiPhone 16だった。上位3機種をiPhoneが占めている。
この結果が意外なのは、iPhone Airが発売以来「売れない機種」の代表として語られてきた製品だからだ。だが、この1台の浮沈をたどると、アップルが製品ラインナップに何を懸けているのかが見えてくる。そして同じ問題に、サムスンもグーグルも、シャオミもNothingも、それぞれ別の答えを出している。
スマートフォンをどう選ぶかは、多くのビジネスパーソンにとって数年に一度の判断だ。その選択肢が、なぜいまの形で並べられているのか。9月1日にアップルの経営トップが15年ぶりに交代するこのタイミングは、それを考えるのに適している。
「売れない」と言われ続けた1台
25年9月に登場したiPhone Airは、厚さ5.64mmという薄さで注目を集めた。だが販売は伸びなかった。
理由は価格と中身の釣り合いにある。日本での価格は256GBモデルで15万9800円から。前年まで大画面モデルの枠を担っていたiPhone 16 Plusは13万9800円からだったので、2万円上がった。一方でバッテリーは弱い。アップルは容量を公表していないが、ビデオ再生の公称時間で比べるとiPhone 17が30時間、iPhone 17 Proが33時間に対し、iPhone Airは27時間にとどまる。背面カメラも1眼で、望遠レンズを持たない。


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