これは必ずしもテレビ業界にとってだけ都合のいい変更というわけではなく、お金を使うアクティブな中高年層が増えたことも理由の1つ。それによってスポンサー企業や広告代理店が50代以上もターゲットに入れるようになり、同世代の主演俳優やリアルタイムで見ていた90年代後半のドラマに対する価値が上がりました。
「新しいドラマを作れなくなっている」わけではない理由
次にドラマの内容に目を向けると、普遍的なコンセプトの作品であれば、長いブランクがあっても続編は十分可能。
『GTO』の続編は、主人公・鬼塚英吉(反町隆史)が体当たりで生徒の問題に挑み、最後に感化されて味方になっていくというコンセプトを変えない一方で、タブレットやSNSへの依存、進学や恋愛をめぐる価値観の変化などが描かれています。
また、『救命病棟24時』の続編も、正義感の強い主人公の医師・進藤一生(江口洋介)と小島楓(松嶋菜々子)が次々に訪れる緊急性の高い患者を救うというコンセプトは変えないでしょう。そのうえで令和の医療問題や世間の風潮などを扱っていくことが推察されます。
主人公の刑事・青島俊作(織田裕二)の活躍を描いた『踊る大捜査線』の続編も同様に、令和の問題や風潮が扱われるのでしょう。
続編の制作は、作品のコンセプトと主人公のキャラクターは変えずに、時代の変化を描くのがセオリー。もしコンセプトや主人公のキャラクターが「変わった」とみなされたら、批判される可能性が高いでしょう。


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