そして忘れてはならないのが、刑事ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)。最後の映画から14年ぶりの新作となる『踊る大捜査線N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ』が制作され、9月18日の公開が間近に迫っています。
これらが報じられるたびにファンから歓喜の声が上がる一方で、「フジテレビは過去の遺産にすがっている」「新しいドラマを作れないのか」「名作に泥を塗らないでほしい」「TBSはこんなことしない」などの厳しいコメントも少なくありません。
はたしてフジテレビは指摘のように「過去の遺産にすがっている」「新しいドラマを作れなくなっている」のか。20年超にわたってドラマ取材を続けているほか、業界唯一のドラマ解説者として各局の批評番組に出演する筆者が、その背景をどこにも忖度せずに掘り下げていきます。
続編が作られるまでのブランクが長すぎる?
「過去の遺産にすがっている」という声が上がる最大の理由は、ブランクの長さでしょう。
『救命病棟24時』は13年、『GTO』は28年、『101回目のプロポーズ』は35年、『最後から二番目の恋』は11年、映画『踊る大捜査線』は14年ぶりの続編。ちなみに今夏、最大の話題作となっている『VIVANT』(TBS系)は3年ぶりの続編ですが、このような声は上がっていません。
さらに第1シリーズの放送年を見ると、『救命病棟24時』は今から27年前の99年、『GTO』は28年前の98年、『101回目のプロポーズ』は35年前の91年、『最後から二番目の恋』は14年前の12年、『踊る大捜査線』は29年前の97年。いずれもスタートから長い年月が過ぎており、さすがに35年のブランクがある『101回目のプロポーズ』続編は主人公と主演俳優が変わっていました。
これだけブランクが長ければ「なぜ今、復活させるのか」「復活させるなら早いほうがよかった」などと思われても仕方がないでしょう。


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