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ライフ #日本野球の今そこにある危機

子供の「野球離れ」が止まらないのに選手倍増…「選手が1人だけでもいい」スパルタ指導も排除した"ハードルの低い"リーグの実態

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みゆき球場での 「広澤克実杯」(写真:一般社団法人日本ポニーベースボール協会)(写真:筆者撮影)
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アメリカ「パーフェクトゲーム」との連携

ポニーリーグは近年、新しい取り組みも始めている。アメリカには、アマチュア野球選手を発掘し、能力を開発する「パーフェクトゲーム」という団体がある。パーフェクトゲームは大規模な野球大会を催すとともに、選手のデータを計測し、そのポテンシャルを具体的な数値として発表している。MLB各球団もパーフェクトゲームのデータを把握し、選手を中学レベルから高校、大学とマークし、その成長ぶりを追いかけている。

パーフェクトゲームの様子(写真:一般社団法人日本ポニーベースボール協会)

「私たちは、代表チームを作ってパーフェクトゲームのアジア大会・ワールドシリーズへ参加しています。パーフェクトゲームでは、子供たちのパフォーマンスのデータを毎年計測して、目標管理をします。子供たちの成長度合いが把握できるんですね。

ポニーが子供たちに主体的にかかわることができるのは中学までですが、有望な選手は、日本だけでなくアメリカにもアピールして、佐々木麟太郎選手のようにアメリカの高校、大学の野球にチャレンジする機会を作りたいと思っています。

パーフェクトゲームには『ショーケース』というイベントがあります。これまで、有望な選手がいても全国大会に出てこないと、自分の力が発揮できませんでした。アメリカでは、パーフェクトゲームを主催する団体が、各地に出かけて行って、そこで『ショーケース』というイベントを行い、選手のパフォーマンスを披露する。そして、投打のデータも計測して発表することで、埋もれた才能を発掘しているんです。

私たちも日本で、離島部、山間部など、全国大会に出場できない子たちのところに行ってデータ計測をして、子供たちの立ち位置を明らかにし、全国にアピールしています」

(写真:一般社団法人日本ポニーベースボール協会)

パーフェクトゲームによると、2025年のMLBドラフトでは、初日に指名された全選手が同社イベントへの参加経験を持ち、全指名選手の92%が参加経験者だった。アメリカではパーフェクトゲームは、高校以下の野球選手のデータベースとして重視されている。

日本でもポニーリーグを通じて、この取り組みが始まっている。裾野を広げるだけでなく、トップクラスの才能ある選手の発掘とアピールにも取り組もうとしている。日本の野球団体は内向きになりがちだが、ポニーリーグは常に海外に視線を向けている。この視野の広さが強みになっているのだろう。

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