本作のロケが行われたのは、東京都大田区にある「ランドリープレス六郷水門店」(24年開業)。同社のホームページにも、撮影に協力したことが記載されています。
店舗は、京急電鉄の京急蒲田駅から1駅の雑色駅から徒歩10分ほど、買い物客で賑わう「雑色商店街通り」と「水門通り」を抜けたところにあります。
すぐ近くには、雑色運河が多摩川に接続する地点である「六郷水門」が。「六郷水門」は、1931年に竣工した赤レンガ造りの由緒ある水門です。現在はほとんど使われていませんが、多摩川の舟運にも利用された船溜まりがあり、当時賑わっていた様子をしのぶことができます。
当のコインランドリーに実際に行ってみると、そこは閑静な住宅街のマンションの1階にある、小綺麗な店舗。「充」と「あずさ」はここで出会い、そして「咲子」と「樹生」が会うこととなる重要な場所ともなります。作品の核となる場所にコインランドリーが選ばれたのは、どのような背景によるのでしょうか。
増え続けている…1150億円規模の「コインランドリー市場」
コインランドリーの全国の店舗数は、1995年の9206店舗(厚生労働省集計)から都市部を中心に増え続け、日本コインランドリー連合会の推計によると、約30年の間に実に3倍の2万6000店ほどとなっています。その市場規模(事業者売上高合計)は拡大し、2025年度には約1155億円にも上ります。
コインランドリー増加の背景には、家事の時短が求められるようになってきた「共働き世帯の増加」や「単身世帯の増加」、ホテルなどで洗濯が自由にできないことによる「インバウンド客の増加」、さらにベランダでの物干しが禁止されるところが多くなった「高層マンションの増加」の4つの要素が指摘されています。


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