せっかくならば、取り付け作業も見学したいと取材の申し込みをしたところ、神奈川トヨタ自動車の執行役員・特装商品開発部・部長の松本勇人氏が立ち会ってくれた。
取り付けの手順を見ていこう。クルマをリフトアップして前下部になる樹脂製のアンダーカバーを外す。すると、左右サスペンションをつなぐ太いスタビライザーが見える。スタビライザーはクルマの剛性を上げて、クルマの動きを安定させるための部品だ。
その取り付けボルト(左右2本ずつ)を外す。そこに3つの穴がある金属のステーを取り付け、専用のボルト2本でスタビライザーを再び固定。もうひとつの穴にパフォーマンスダンパー(ボディダンパー)を固定する。つまり、クルマの前方から見て、スタビライザーのすぐ後ろにスタビライザーが並ぶようなイメージだ。
車体後部は、車体の骨格(シャシー)にあいている穴を使って、クルマの左右をつなぐように固定する。その後、前部のアンダーカバーを、ステーで延長した部分がぶつからないように樹脂部を削り加工してから、アンダーカバーを再び付ける。
松本氏によれば、パフォーマスダンパー(ボディダンパー)の取り付け位置は、ぞれぞれのクルマの構造で違いがあるが、クルマの前後の先端に近いほど効果があるという。また、アンダーカバーの加工が必要なモデルはそれほど多くないとする。
エンジンの振動が減った!
今回の作業時間は、全工程で1時間程度。アンダーカバーの加工がなければ、約30分で取り付けられるだろう。サスペンションのダンパー(ショックアブソーバー)やスプリングの交換作業と比べれば、パフォーマスダンパー装着の時間はかなり短くてすむ。
パフォーマスダンパー装着完了後、松本氏が運転して筆者が助手席に乗り、横浜市内で試走した。
まず感じたのは、エンジンの振動が減ったこと。ディーゼルエンジン特有のカラカラ音は残っているものの、シートや足裏から感じる振動の荒さが減ったのは確かだ。


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