Aさんは面会時に、ニコニコしながらこんなことを話していた。
「3類にあがったので、手紙を出す回数が増えそうだ」
「久しぶりにお菓子が食べられる。チョコレートとクッキーが楽しみだ。組長(だった受刑者)だってお菓子をほおばって本当にうれしそうなんですよ」
しかし、その後の手紙では一変して、
「争いごとに巻き込まれて、(区分を)下げられました」
「社会にいたときから要領が悪くて、ここでも同じ人生」
などと落胆した様子が書かれていた。
また、仮釈放が難しい状況について、
「どうせ無期」
「出られませんからね」
などと自暴自棄になるような言葉もあった。
検察が仮釈放させない「マル特無期」
数年前の手紙からは、「写経をしている」という内容が書かれるようになった。
「亡くなった人のご冥福を祈るため朝起きた時、夜寝る前に手を合わせます。ご迷惑をおかけした人に対しても同じです。それだけでは足りないと思って写経があることを知って、許可を得られたので書いています。とても心が休まります。

