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ライフ #あの大恋愛の末に…国際結婚ベテラン夫婦の今

初対面なのに「待っててくれる?」投資銀行マンと美術学生、共通点0の日仏夫婦が「弓具店の父」に祝福されて国際結婚するまで

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ジェローム・フィンクさん、珠緒さん
二人の縁は、試験会場でジェロームさんが珠緒さんに声をかけたことから始まった(写真:筆者撮影)
  • 久保 佳那 ライター・ブックライター
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翌年の2004年3月、珠緒さんは大学院を修了した。両親からは「仕事が見つかれば、そのままロンドンにいてもいい」と言われていて、ジェロームさんとも付き合っていたため、珠緒さんはロンドンで就職活動をして、ギャラリーで働き始める。

転機は、その翌年に訪れた。ジェロームさんが会社から香港への異動を打診されたのだ。ジェロームさんはかねて「珠緒さんの生まれ育った日本という国に住んでみたい」という気持ちを持っていた。

「せっかくアジアに行くなら、珠緒が生まれ育った日本に住んでみたいと思っていたので、日本オフィスで働く機会のある別の会社に転職することにしました」

珠緒さんもそれならばということで、タイミングを合わせて二人は一緒に日本に行くことを決めた。そのタイミングで、ジェロームさんが珠緒さんにプロポーズし、二人は晴れて夫婦となった。

「二つの文化が自然に混ざった結婚式」を日本で

二人の結婚式は、日本で行われた。人前式で宣誓をした後に披露宴という日本の結婚式のスタイルだったが、披露宴の中身はフランス式にした。

日本のように会社の上司を呼ぶのではなく、家族と友人だけを招待した。座席の配置も新郎新婦はゲストと離れた高砂に座るのではなく、親族と同じテーブルに座って、ゆっくりと会話を楽しむ。ゲストたちにゆったりとくつろいでもらえるよう、会場は1日貸し切った。

披露宴という日本の結婚式のスタイルだったが、中身はフランス式にした(写真:フィンク夫妻提供)

そして、さまざまなプログラムも取り入れた。その一つが、珠緒さんの妹が行った「礼射」だ。

新郎新婦の前で一手(二本)を巻き藁に射込み、祝意を表す礼射を行った。

奉祝の礼射を行う珠緒さんの妹(写真:フィンク夫妻提供)
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