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連日38度超のパリ猛暑、フランス人が本気で実践する「濡れパジャマ」「濡れ靴下」の驚くべきローテク生存ハック

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パリ 猛暑
猛烈な暑さが続くパリ。パリ流の猛暑対策とは?((c)Joséphine Brueder/Ville de Paris、出典:Paris.fr)
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エアコンと違い屋外に熱を排出しませんし、CO2もほぼ排出しません。つまり、エアコンよりもはるかにエコです。しかしこの冷房システムも、今年2026年7月の猛暑では供給が間に合わなくなりましたが」

セーヌ川下から冷気を取り出し、配管を通じて市内の建物へと涼しい空気を届けるFraîcheur de Parisのネットワーク図(出典:Fraîcheur de Paris)

「エアコンを設置する前にまず断熱」という考えは、これまで寒い冬に備え「暖房にお金をかけるよりもまず断熱」と努力した、ヨーロッパらしい堅実さの表れと言えそうです。日本でも、SUUMOジャーナルの下記記事からわかる通り、「冷房だけでは限界」と感じる人たちが増えています。

■関連記事:
「冷房だけでは限界」が約6割。東京都の意識調査から見えた、酷暑を乗り切る「断熱リフォーム」の必要性。助成制度も解説

ちなみに、筆者がパリで暮らしている集合住宅も、今年2026年7月のオーナー会議でついに外壁の断熱工事が決定されました。ついでに屋上の修理と緑化、集中暖房のリノベーションも行うことになり、コンクリート建築のうだるような暑い生活から脱出できる見通しです。

こういった工事は大きな費用を必要とするため、決心も実行も難しいのですが、断熱・省エネリノベーションは国家から、屋上緑化はパリ市から、補助金が支給されます。さらに希望者は無利子のエコローンが利用できるので、経済的余裕のない人ほど「今やっておかねば!」と思うお膳立てが整っていました。これは本当にありがたいこと。エアコン以前にまず、これらを押さえておかなければ無意味ですから、予算のない、いち生活者にとって絶好のチャンスでした。

そしてこの金銭面の負担も当然ながら、パリにエアコンが普及していない原因の1つなのです。

4. 財政的要因:公共サービスは慢性的予算不足。エアコン設置は優先順位の下方に

「公共施設の場合、公共サービスは慢性的に予算不足ですから、病院や老人ホームにエアコンを、と言っても急に工面することは困難です。メトロやバス、電車もしかり。公共サービスゆえ料金を上げることは難しく、設備投資は後回しになりがちです。

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