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「築47年、都心マンションを60歳でリノベ」 失敗だらけの"自力リノベ"でも「人生最後の買い物」に、心から納得できた理由

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マンションリノベ
業者によるリノベーションとDIYで作り上げた「落ち着きのない部屋」(撮影:梅谷秀司)
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ちなみに、リノベでかかった費用は約450万円。予算は300万円だったが、水回りは思いのほか金額が跳ね上がった。追加のクロス貼り替えやDIYの費用は、失敗したカーテン代なども含めて総額25万円弱だった。これらを高いと見るか、必要経費と見るかは、「終の住処」をどうしたいかという思いによるだろう。筆者はおおむね満足している。

好きなものだけに囲まれた空間で、仕事も捗る気がしている(撮影:梅谷秀司)

これから選ぶものは、おそらく「人生最後の買い物」になるだろう

今回のリノベでたくさんのものを処分したが、感慨深かったものがある。大学入学時、深く考えずに「とりあえず」と購入した白いカラーボックスだ。40年以上、現役で活躍し続けていた。

思いがけず長年使い続けたカラーボックス(写真:筆者撮影)

安価なカラーボックスだって何十年も使えたように、家具はおいそれとは壊れない。小物だって消耗品以外は半永久的に残る。これから選ぶものは、おそらく「人生最後の買い物」になるだろう。だから、若いときのように「とりあえず」の衝動買いは、もうできない。

リノベのおかげで、モノを購入する際、「本当に必要か否か」、そして使い方とそのシーン、捨てる方法までシミュレーションするクセがついた。その物差しは品質や価格ではない。筆者なら超高級ブランドの白い陶器のコーヒーカップより、赤いプラスチックのマグカップを選ぶ。

要は、好きか嫌いか、快か不快か、だ。幸せとは「満足すること」。一度だけの自分の人生、後半戦に差しかかった今、「好き」だけで生きたい、と心に決めたのである。

【続きを読む→→】「好きなことしかしたくない」 60歳でマンションリノベ "残りの人生"見据えた彼女が《落ち着きのない部屋》を作ったワケ

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