この訓練をすると、「5分ってこれくらいなんだ」「1問を解き終わるのはこれくらいの感覚なんだな」という時間の感覚を体に覚えさせることができます。これが後々、共通テスト本番で効いてくるわけですね。
2. 目に入った文章を「3分」で読む
2つ目は、もっと日常生活に取り入れやすいものです。身の回りにある文章を、3分でざっくり理解する習慣をつける、というものです。
学校から配られるプリントでもいい。ニュース記事でもいい。駅に貼ってある案内でも、大学のパンフレットでも構いません。
タイマーを3分にセットして読み終えたら、自分にこう質問します。
「結局、この文章は何を言っていた?」
共通テストでは、「最初から最後まで丁寧に読む」ことが必ずしも正解ではありません。
象徴的なのが、国語で出題される「実用的な文章」です。最近の共通テストでは第3問として評論や小説とは異なる実用的な文章が出題されます。さまざまな資料や文章を行き来しながら、「この条件はどこに書いてあるのか」「どの資料とどの資料を組み合わせればいいのか」「結論に必要なのはどの情報なのか」を判断することが求めらる問題です。
英語も同じで、メール、広告、ウェブサイト、案内文などを読みながら、必要な情報を探し出す問題が多く出題されます。社会でも同様に資料が出題されていますし、それ以外の数学や理科でも社会ほどではありませんが同様の傾向が認められます。
こうした文章読解において必要なのは、文章を一字一句覚える力ではなく、「大雑把でもいいのでざっと読み、自分が欲しい情報はどこにあるか」を見抜く力です。そしてこれは、短い時間で文章を読む訓練を普段から実践している人であればあるほど有利です。評論やしっかりした長文問題での訓練よりも、普段から読んでいるちょっとした文章を3分で読む訓練が効くわけです。


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