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父から「俺の子ではない」、出生届は3カ月以上出されず…群ようこが"本当の両親"を探した少女時代

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この家に生まれたことが失敗だった?
――となると、今の家にいる私に顔がそっくりな男の子は何者なのか(写真:yamasan/PIXTA)

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エッセイストの群ようこさんが70歳を過ぎ、これまでを振り返ってみると、お金に仕事、家庭と、「しでかしたり、やられたり」の連続だったそう。
子どもの頃は、お金がなく夫婦仲も悪い家庭で育ち、「この両親のもとに生まれたことが失敗だった」と思っていたそう。そんな群さんの少女時代の話を、エッセイ『この家に生まれたことが失敗だった?』より一部抜粋・再編集してお届けします。

この家に生まれたことが失敗だった?

子どものときにいちばんの失敗だと思ったのは、両親の下に生まれたことだった。父親は勤め人ではなく、絵を描いて生活していたが、きちんと会社と契約して定期的に仕事を請け負っているのではなく、印刷会社からそのつど仕事をもらっていた。

彼は早稲田大学の政経学部を卒業して新聞社に入社したのに、絵が描きたいと勝手に会社をやめて、父親代わりの長兄から勘当された。祖父は末っ子の私の父親が生まれて1週間後に事故でなくなり(酒好きのため、酔っ払って側溝に落ちて溺死)、それから長兄が親代わりになって、妹、そして末っ子の私の父の面倒を見ていた。勉強が好きな長兄は大学進学を諦め、布地の輸入問屋に勤めた。長兄が苦労したのにもかかわらず、父親はそれを思いやることもなく、そんなことをしたので、長兄がぶち切れるのも当たり前だった。

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