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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

新鮮すぎるイカ刺しに、お手頃すぎる舌平目《九州一存在感が薄い県》にお宝ザクザク「外に出られない」佐賀、その実力と哀愁

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「来久軒」の豚骨ラーメン
佐賀に帰ると訪れる武雄市の老舗「来久軒」の豚骨ラーメンは、生卵を乗せるのが「当たり前」だ(写真:筆者撮影)
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と、こんなふうに呼子のイカを自慢する佐賀県民だが、呼子のイカをいつも食べているわけじゃない。呼子のイカは呼子で食べても、格別に安いわけではないからだ。だいたい、定食で2000〜3000円(時価)の印象だ。東京ではコースで6000円くらいの店もあるので、そう考えると安いのかもしれないが、日常づかいできるほどではない。

佐賀県民にとっても呼子のイカはご馳走だ。

呼子のイカの天ぷら。コリコリとした食感がたまらない(写真:筆者撮影)

佐賀ラーメンに「生卵」を入れる理由

佐賀に帰ると、父と行くラーメン屋がある。武雄市にある「来久軒」だ。ラーメン1杯850円。

昔から、濃いめの豚骨スープが苦手な母が仕事でいない時に、ばあちゃんや父さんが連れてきてくれた、三世代で通うラーメン屋だ。麺好きの編集さんと取材で佐賀に来た際、「お昼は来久軒で」とご指名をもらい、案内したこともある。

1975年創業、武雄市の老舗ラーメン店「来久軒」。大きなオレンジ色ののれんが目印だ(写真:筆者撮影)
券売機には「替え玉はありません!」の文字。麺を多く食べたい場合は大盛りを選ぶ(写真:筆者撮影)

舌にざらっと感じる乳白色の豚骨スープ、ほんのり甘い麺、さっと口の中でほどける薄切りチャーシューが2枚とネギと海苔。シンプルなラーメンだが、また食べたくなる。

来久軒のラーメン。きめ細やかな泡が浮かぶ乳白色の豚骨スープに、チャーシュー、ネギ、海苔をのせたシンプルな一杯(写真:筆者撮影)
しっかり豚骨。舌にざらりとした感触を残しながらも、味わいはまろやかだ(写真:筆者撮影)
ほんのり甘みのある細めのストレート麺。ずずずっと勢いよくすすり、口いっぱいに頬張りたい(写真:筆者撮影)
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