実は、TRINITY GOLFがTeeRexやGOLF me!と違うのは、ゴルフ場からプレー枠を買い取らないというところだ。ゴルフ場がゴルフ場予約サイトなどに開放する空き枠を使うため、在庫リスクを負わない。
「TRINITYとは英語で『三位一体』という意味。ゴルファー、ゴルフ場、運営会社の3者がWin-Winになるサービスにしたい」とアッシュフィールド代表取締役・畠山宏氏は言う。現在の会員数は非公開だが、畠山氏によると40代以下が65%以上、女性も45%を占める。若者を呼び込みたいというTeeRexが苦戦した課題に、SNSを利用条件にするという別の方法で挑んでいる。
月1ゴルファーを変える魅力
筆者はGOLF me!の終了を、前出・奥野氏が言うような「ゴルフにサブスクは合わなかった」と一言で片付けるのは早計だと考えている。実際、月1ゴルファーを月4~5回ゴルフ場へ向かわせる、それほどの力がサブスクにはある。
だが、工夫は必要だろう。
そういう意味では、TRINITY GOLFは使い放題を残しながら、利用者に有料客を連れてきてもらい、SNSでもゴルフ場へ価値を還元するというビジネスモデルを始めた。TeeRexも、今後は「無制限の回り放題」から利用料に応じてチケットを消費する「友の会」方式へ移る。あわせて企業向けのクローズド型サービスも展開しているという。
GOLF me!の終了は、ゴルフサブスクの終焉というより、「安く、何度でも」という第1世代から、利用者、ゴルフ場、事業者の全員が利益を得られる第2世代へ進む転換点なのかもしれない。


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