レッスン内容は、ヨガではあるものの、私が以前通っていたホットヨガとは、かなり趣が違います。1時間のうち、40分ほどは椅子に座って呼吸を整えたり、ゆっくり体を伸ばしたり。激しい動きはなく、「体を鍛える」というより、「これから先も元気に動けるように、自分の体をいたわる」ための時間です。
とはいえ、日頃ほとんど運動をしていない私の体はカッチカチです。「足首を持って引き寄せて〜」というインストラクターの指示に従おうとしても、お腹はつかえ、ひざ裏はつっぱり、かろうじて足首は持てるものの、持ち上げるや否や全身が悲鳴をあげます。
四苦八苦している私の横で、マダムたちは涼しい顔で体を動かしています。
ヨガ教室で自分のいびきに起こされる
ヨガ教室のお楽しみは、最後の「シャバーサナ(屍のポーズ)」です。ヨガマットの上で手足を広げて、仰向けに寝転がり、ゆっくり呼吸をします。部屋の電気を落とし、静かな音楽が流れる中で、先生の優しい声に合わせて体を伸ばしていく。
あまりの気持ちよさに、私は毎回、途中で眠ってしまいます。ウトウトしては、自分の小さないびきで軽く目を覚ます。「起きなきゃ……」と、思いつつも、何度も寝たり起きたりを繰り返します。その夢うつつの瞬間が、それはそれは心地よいのです。
ある日終了後に、少し離れた場所にいたマダムが、ニコニコしながらこちらに寄ってきて、「私も毎回寝ちゃうのよ〜」と、耳打ちしてくれました。どうやら眠っていたのは私だけではなかったようです。
とはいえ、寝ているのがバレているということは、いびきが聞こえていたということで、恥ずかしいやら、申し訳ないやら。でも、少し距離が縮まりました。


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