『週刊東洋経済』2026年2月14日号で上位300社まで発表した第20回「CSR企業ランキング」(2026年版)。今回は上位500位までを発表する。なお、『CSR企業総覧(ランキング&集計編)』2026年版には上位800位まで掲載している。そちらも参考にしていただきたい。
同ランキングは2007年から発表し、今回で20回目。CSR(企業の社会的責任)と財務の両面から「信頼される会社」を見つけることを目的にしている。対象は『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』『同(ESG編)』2026年版に掲載している1656社。CSR評価項目161、財務評価項目15で総合評価を行った(ランキングの元データや作成方法などの解説はこちら)。
18年ぶりの1位になったデンソー
早速ランキングを紹介しよう。今回はデンソーが第2回以来18年ぶりの1位となった。各分野の取り組みを高い水準で維持し、安定した財務成績を両立していることが大きな要因だ。
人材活用では、2024年度に「実務職(一般職)」と「総合職」のコースを統合。実務職約1800人の99%は女性で、昇格などにあった上限も制度変更で撤廃した。キャリア研修の充実などの施策を重ねた結果、実務職のエンゲージメントが向上し、総合職との差がなくなるといった変化も見られた。男性育児休業取得率も53.5%から71.7%へ向上している。
両立支援では、子が1歳になる前に復職した社員へ、1歳に達するまで月5万円の育児費用補助を支給。祝日が会社稼働日となる場合には体育館や会議室に託児所を設置し、例年延べ約900人の児童を預かる。
環境面では再生可能エネルギーの利用率を45.4%から59.8%へ高めた。「30by30」に関連し、網走テストセンター(北海道)が環境省の「自然共生サイト」に認定。希少生物の保護やモニタリングを行い、市内小学校の教育活動の一環も担う。社員・OBによる小学5年生向けの理科実験授業「デンソーサイエンススクール」は2024年度、123校・約8810人に実施した。
2位は3年連続でJT。グループ目標として2030年までに女性マネジメント比率30%を掲げる。海外子会社のJTIへ最長約4年派遣する「LTA(Long Term Assignment)」、研修目的も含む最長約2年の「STA(Short Term Assignment)」など、グローバル人材育成の仕組みも特徴だ。葉たばこ生産地域の児童労働の防止・撲滅を目指す「ARISE」プログラムにより、2011年から累計7万5844人の児童労働を防止。清潔な水や衛生設備の提供を目的とする「WASH」イニシアチブは、10の市場で90万人以上の生活改善に寄与した。



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