有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #自動車最前線

圏央道「大型連休より平日」の渋滞が圧倒的にひどい納得のメカニズム。解消のカギは外環道の開通に?

7分で読める
平日の圏央道を実際に走って混雑の理由を探った(同乗者撮影)
平日の圏央道を実際に走って混雑の理由を探った(同乗者撮影)
  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授
2/4 PAGES
3/4 PAGES

この区間が混雑している理由をあらためて整理してみたい。

(1)日本の大幹線をつなぐリンクである
特に東名高速、中央道、関越道は外環道でつながっていないため、圏央道に流入してくるクルマが多い。先の群馬ナンバー、浜松ナンバーのトラックは、まさにその象徴である。

(2)物流を支える大型車が多い
肌感覚でいうと走行車両の6~7割ほどが大型車であった。また圏央道の沿線、あるいはその近くには物流倉庫が多い。

大消費地である東京に近く、しかも広い敷地が得られるという条件を圏央道のIC周辺は備えている。当然、大型車の走行が多くなるであろう。

(3)沿線人口が多い
圏央道の西半分だけを見ても、相模原市71.2万人(2025年現在、以下同様)、八王子市57.4万人、川越市35.5万人(圏央鶴ヶ島ICに近接)、所沢市34.3万人(入間ICに近接)、茅ヶ崎市24.5万人、厚木市22.3万人など中核クラスの都市が沿道に連なっているし、ほかにも10~20万人の人口を持つ都市が続いている。当然走行車両も多くなる。

(4)西側部分はトンネル/アップダウン/カーブが多い
こうした場所ではスピードが出しにくいだけでなく、無意識に自然にスピードが上下しがちなため、渋滞の原因となりやすい。また、トンネル内で大きくカーブしている区間もあり、走行に気を遣う区間でもある。

圏央道の西側部分はトンネルの連続(同乗者撮影)

一般ユーザーと商用ユーザー

今回、走ったのは外回りだったが、この日は内回りでも「あきる野IC」付近の故障車が原因となり、30km近く渋滞していた。

ラジオなどの渋滞情報を注意して聴いているのは日常的にクルマを使う人で、一般のニュースで渋滞情報を大きめに扱うのは、長い休みを取りやすい年末年始、春の大型連休、お盆前後に限られる。

このお盆期間に渋滞の情報が流れていなかったように、大型連休には圏央道の名前はあまり出ない。この時期は、商用トラックが減るからだろう。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数