「褒めなきゃ」と思うと苦しくなる。
でも「見たままを言う」ならできる。
そう思うだけで、声かけのハードルはぐっと下がります。
子どもが喜ぶ7つの肯定
本書では、肯定の方法を7つに分けて紹介していますが、その中でも、最初にマスターしていただきたいのは、次の3つです。
1つ目は、さきほど実況中継です。
これは、子どもの行動を見たまま言葉にするだけです。
たとえば、朝の支度でなかなか動かない子に、
「靴下、持ったね」「ランドセルのところまで来たね」「今、考えてるところなんだね」
と声をかける。
まだ着替え終わっていなくても、まだ準備が完了していなくても、できている小さな動きに気づいて言葉にします。
褒めようとしなくていいのです。
見たままを言うだけで、子どもは「お母さんは見てくれている」と感じます。
これだけでも、子どもの脳には安心が届きます。
2つ目は、同意・共感です。
子どもが、
「宿題やりたくない」「お風呂めんどくさい」「学校行きたくない」
と言った時、すぐに正論で返したくなるかもしれません。
「でも、やらなきゃダメでしょ」「みんな行ってるよ」「早くしないと間に合わないよ」
そう言いたくなる気持ちは、とてもよくわかります。
けれど、最初の一言で否定されると、子どもの耳は閉じてしまいます。
そんな時は、まず、
「そうだよね」「めんどくさい日もあるよね」「行きたくない気持ち、あるよね」
と、気持ちを一度受け止めます。
これは、子どもの言い分をすべて認めるという意味ではありません。
「あなたの気持ちは聞いたよ」「いきなり否定しないよ」というサインです。


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