気持ちを受け取ってもらえた子どもは、その後の提案を聞きやすくなります。
3つ目は、ジェスチャーです。
イライラしている日、疲れている日、どうしてもやさしい声が出ない日もあります。
そんな時は、無理に言葉で肯定しようとしなくても大丈夫です。
うなずく。手を振る。親指を立てる。
OKサインを出す。小さく拍手する。
これだけでも、肯定は伝わります。
たとえば、宿題のプリントを前に、子どもがようやく鉛筆を持った。
そこで、「早く書きなさい」と言う代わりに、黙ってうなずく。
あるいは、OKサインを出す。
子どもはそれを見て、「これでいいんだ」「見てくれているんだ」と感じます。
言葉が多すぎると、子どもの脳は疲れてしまうことがあります。
だからこそ、言葉を減らした肯定が効く場面もあるのです。
・同意・共感
・ジェスチャー
この3つは、褒めるのが苦手な親御さんでも始めやすい肯定です。
完璧な言葉を探さなくて大丈夫。
まずは、子どもの「今」に気づく。
その気づきを、短く、やさしく、渡す。
それだけで、会話の入り口は変わります。
「最初の3秒」を変えるだけで、会話は変わる
多くの親子バトルは、子どもが悪いから起きているわけではありません。
最初の数秒で、子どもの耳が閉じてしまっている。
親も焦っている。子どもも切り替えられない。
そのまま、お互いに引けなくなっている。そんなことが多いのです。
だから、まず変えるのは、長い説得ではありません。
最初の一言です。
「早くお風呂に入りなさい」の前に、「面白そうなテレビだね」
「いつまでYouTube見てるの」の前に、「今、何を見てるの?」
「宿題しなさい」の前に、「鉛筆、持ったんだね」
この小さな入り口の違いが、子どもの脳にとっては大きな違いになります。
子どもを動かす前に、まず会話の入り口を整える。
これが、ポジティブ・アテンションです。


※ログイン後、コメント入力が可能です。