もちろん、その日からすべてが劇的に変わったわけではありません。
けれど、いつものような大爆発にはならなかった。
親子の会話が、ほんの少し戻った。
そのお母さんは、あとでこう話してくれました。
「子どもが変わったというより、最初に変わったのは私の一言でした」
ここが、ポジティブ・アテンションの力です。
肯定とは、無理に褒めることではない
「肯定してください」と言われると、多くの親御さんは「褒めなければ」と思います。
でも、ポジティブ・アテンションは、毎回「すごいね」「えらいね」と褒めることではありません。
肯定とは、子どもの存在や行動に、あたたかく注目することです。
たとえば、褒めるところが見つからない日でも、
「テレビ見てるんだね」「ブロック並べてるんだね」
「靴下、片方はけたね」「今、考えてるところなんだね」
と、見たままを言うだけでいいのです。
これを発コミュでは「実況中継」と呼びます。
実況中継は、褒めるのが苦手な親御さんにも使いやすい肯定です。


※ログイン後、コメント入力が可能です。