すると、そこから先にどれだけ正しいことを言っても、なかなか届きません。
声かけの中身が間違っているのではなく、声かけが届く前に、子どもの心の扉が閉じてしまっているのです。
最初の一言が、その後の空気を決める
なぜ、最初の声かけがそれほど大事なのでしょうか。
人間の脳には、最初に聞いた言葉や印象に強く影響を受ける性質があります。心理学では「初頭効果」と呼ばれる現象です。
たとえば、学校で先生から突然、「おい、○○!」とキツい口調で呼ばれたとします。
その瞬間、子どもは「怒られるのかな」「何か悪いことをしたのかな」と身構えるでしょう。
その後に先生が別の話をしたとしても、最初の印象が強すぎて、「どうせ説教が始まるんだ」と受け取ってしまうかもしれません。
これは家庭でも同じです。
最初に、「早くしなさい」「何やってるの」「またYouTube?」「まだ着替えてないの?」
と言われると、子どもはその後に続く言葉を「自分を責める言葉」として受け取りやすくなります。


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