磯貝:うれしい(笑)ただ、先生の本にも書いてありましたけど、社会人だと忙しくて十分に寝られない人も多いじゃないですか。そこで「ちゃんと眠らなくちゃ」と思うと、それはそれで、しんどいですよね。
堀田:眠いのに忙しすぎて休めないのは気の毒ですけど、最近の研究では、眠れないときに無理に眠ろうとしなくてもいい、とも言われていますね。「◯時間寝たほうがいい」という情報を信じて「なかなか眠れない」というのがストレスになるくらいなら、いっそ起きてしまって、僕みたいに寝落ちするまで活動してもいいんです。
勉強上手の「他力」の使い方
磯貝:勉強って孤独な戦いに思えますけど、一緒に学ぶ仲間を持つことも大切じゃないですか?
堀田:それは間違いないですね。僕が大学院生だったころ、放っておくと2週間くらい人に会わないような生活になった時期があります。でも1つ上にすごい先輩がいたので、その人のコピペをするって決意して、朝から晩までずっと張り付いていました。その人と雑談する時間も有意義だったし、その人ががんばっているときは自分もがんばらなくちゃって思えて、すごくいい刺激をもらったんです。
磯貝:尊敬できる先輩に張り付いて孤独を免れたんですね、いいお話。
堀田:その大学院を卒業した後、もう1つ、今度はロースクールに入ったんですけど、そこでも周りの人たちが「大学院の勉強は孤独だけど、私たちはあなたを孤独にしない」と言ってくれました。たとえばお昼休みに、みんなでランチを食べながら議論したりとか、常にコミュニティに入れてくれたんです。ロースクールは通常の大学院と違って、一定の社会経験を積んでから入ってくる人が大半です。しかも外国の大学院だったから、みんなキャリアも出自も人種もさまざまで、周りとのコミュニケーションから得た学びもすごく多かったですね。授業に出るより楽しかったくらい(笑)
磯貝:今のお話を伺って、「勉強を孤独な戦いにしない工夫」も大事なんだなと改めて思いました。
堀田:周りの人と常にコミュニケーションをとっていると、1つのことについてブラッシュアップするにも複数の目を通すから、自ずと精度も上がりやすいんですよね。


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