最近は「論破」という言葉を耳にすることがあります。
お互いの論理をぶつけ合い、相手を「論破」する話し合いは、人目を引きます。
エンターテインメントとしての「論破」を目にすることがあり、それを真似して言い合いになることがあるかもしれません。
また、「詰める」という言葉も近年はよく聞かれるようになりました。
「詰める」とは論理的な会話で相手に逃げ道をなくすコミュニケーションの方法を指します。
「論破」や「詰める」話をした後、一時的に「言ってやった!」とスッキリするかもしれません。
しかし、その後は思うように仕事が進まず、相手を言葉で追い詰めた気まずさや優越感だけが残ることがあります。
「論破」や「詰める」ことが頭をよぎった時、私たちは何ができるのでしょうか?
相手の心に言葉を届ける「人類学」の手法
「相手の立場に立って話しなさい」と、私たちは親によく諭されたと思います。
その時、実際にどのように相手の立場に立つかを教えてもらった経験がある人は少ないのではないでしょうか。
そこで役に立つのが人類学という学問です。
人類学は、自分とは違う考えや背景を持った人たちを理解するための学問です。
アマゾンの森の中、またアフリカのサバンナで生活する人たちと生活を共にしてきた人類学者は、相手の立場に立つことに徹底してこだわってきました。



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