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「論破」も「詰める」もいい関係を生まない本当の理由 本当に相手の心に届く⦅人類学⦆の5つのステップ

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職場は未知の民族であふれてる 相手の立場に立って話す
「相手の立場に立って話す」とはどのようなことなのでしょうか?(写真:trickster*/PIXTA)

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「あの人、何を考えているんだろう……」
「伝えたつもりなのに、なぜかすれ違ってしまう……」
職場や家庭で、こんなもどかしさを感じたことはありませんか。実はこの悩み、「人類学」で解決できるかもしれません。
そう説くのは、ケニアのマサイ族とのフィールドワークを経て人類学を学び、日本・オーストラリアの企業で営業として働いてきた松木省吾氏です。新刊『職場は未知の民族であふれてる』では、人類学を職場や日常のコミュニケーションに使える実践技術として紹介しています。
ある場面で相手を「論破」し、その場はスッキリしたものの、なんだか後味が悪い――そんな経験はないでしょうか。本稿では、「相手の立場に立つ」ために人類学が教えてくれる、具体的な5つのステップを解説します。

最近は「論破」という言葉を耳にすることがあります。

お互いの論理をぶつけ合い、相手を「論破」する話し合いは、人目を引きます。

エンターテインメントとしての「論破」を目にすることがあり、それを真似して言い合いになることがあるかもしれません。

また、「詰める」という言葉も近年はよく聞かれるようになりました。

「詰める」とは論理的な会話で相手に逃げ道をなくすコミュニケーションの方法を指します。

「論破」や「詰める」話をした後、一時的に「言ってやった!」とスッキリするかもしれません。

しかし、その後は思うように仕事が進まず、相手を言葉で追い詰めた気まずさや優越感だけが残ることがあります。

「論破」や「詰める」ことが頭をよぎった時、私たちは何ができるのでしょうか?

相手の心に言葉を届ける「人類学」の手法

『職場は未知の民族であふれてる: 人類学に教わるコミュニケーション技術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「相手の立場に立って話しなさい」と、私たちは親によく諭されたと思います。

その時、実際にどのように相手の立場に立つかを教えてもらった経験がある人は少ないのではないでしょうか。

そこで役に立つのが人類学という学問です。

人類学は、自分とは違う考えや背景を持った人たちを理解するための学問です。

アマゾンの森の中、またアフリカのサバンナで生活する人たちと生活を共にしてきた人類学者は、相手の立場に立つことに徹底してこだわってきました。

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