例えば、アフリカのサバンナで生活をする民族と生活をすると、日本人の私たちとはまったく違う生活をしています。
牛のフンでできた家に住み、電気の通らない場所で家事を行い、家畜を育てて生計を立てている人がいるわけです。
そのような人たちに、日本の家のような衛生的な生活を求め、家電を使い家事の負担を減らすことを促し、AIを使った業務の効率化の話をしても、その人たちにとって意味のある話にはならないでしょう。
何かをアドバイスしたり、行動を促したりする時には、そのアドバイスを受け取る人の考えや習慣などに配慮する必要があります。
家畜を大切にする人たちならば、より家畜を多く飼育できる方法に興味を持つでしょう。
また家電を持たない人たちならば、水くみや洗濯などの家事の負荷が少なくなる方法があれば助かるでしょう。
相手の環境や文化などを理解したうえでのコミュニケーションは相手の心に届きやすいものになりますが、それはサバンナで生活する人たち以外とコミュニケーションを取る際も活用することができます。
日常生活や職場でも使える「5つのステップ」
仕事や日常生活でも同じです。働いてきた世代が違う上司や部下、仕事内容がまったく違う他部署の人たち、また日本以外の国で生まれ育った同僚やお客様。そして身近な家族。
そのような違う背景を持った人への理解を深め、相手の心に届くコミュニケーションを取る方法を人類学は「5つのステップ」に分けて教えてくれます。


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