こうした大学での学びの土台となる基礎的な知識に関する教育は「リメディアル教育」と呼ばれており、取り入れている大学も増えている。
早くからリメディアル教育を実施してきた近畿大学では、今後は新たな科目への取り組みも必要になると見ている。
「学習指導要領の改訂で、今後は高校でもデータサイエンス教育が進むでしょう。探究学習と同様に、情報の授業は教員次第で大きく変わると見られます。情報を履修している学生の間でも、大学入学時に差がある可能性も考えられるので、入学前と後の双方で情報に関する学びのサポートを拡充する必要が出てくると見ています」
東京理科大「新入生全員にテスト→授業内容や進め方を議論」
8学部33学科を擁する理工系の総合大学、東京理科大学では新入生を対象に学習相談室を神楽坂地区、富士見地区、葛飾地区、野田地区の4つの地区に開設し、上級生が数学、物理、化学、生物の専門科目の相談や学習のサポートを行っている。年間500〜700人が利用しており、試験期間は特に相談が増える。
さらに理学部第一部数学科では学科独自の学習相談室も設置している。その理由を東京理科大学の教育DX推進センター センター長の渡辺雄貴氏はこう説明する。
「高校数学は解き方の手順を中心に学びますが、大学は定理の証明などを行いますから、ギャップを感じる学生がいるのです。また、夜間部(理工学部第二部)の数学科では高校の復習以上に、大学数学の入り口のような数学の科目を用意しています」


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