ビタミンが足りないと体にいろいろと問題が起きるが、適量以上を摂取すると、それもまた効果がない。
今はもうそれほどお金やビタミン不足にあえぐ社会ではない。それなのに、もっと必要だ! と言い張るのは機会費用を考えると自分の人生に大きな損失を負わせている。
この思い込みのせいで、幸せのためにそもそも投資するべきところに集中できなくなってしまうからだ。
僕たちはもうお金で幸せを買えない
「多くを持つことが幸せではない」という結論を支える研究は数えきれないほどある。
この膨大な資料のうちのいくつかを見てみよう。
人生を形づくる代表的な外的条件の中でも、お金と幸せの関係は本人の経済レベルによって異なる。
1日3食食べられないほど貧しい人にとって、お金はとても重要な幸せの条件だ。
でも、3食食べない理由がダイエットだとしたら、その人にとってお金はもう幸せのカギにはならない。
国家レベルでも同じだ。基本的な衣食住が満たされると、国家の幸せと経済レベルは互いに手を離してしまう。
国家の幸福度指数とGDPは明らかに関連があるが、これは基本的な衣食住が解決されていないアフリカ諸国が含まれていないからだ。こうした最貧国を除外してしまうと話はまったく変わってくる。


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