先進国の場合、さらなる経済発展がより高い幸せにつながることはない(Diener &Suh, eds., 2000)。
所得は上がっても幸福度は上がらない社会
イェール大学の政治学者ロバート・レーンによれば、50年間で米国の平均家計所得は約2倍になったが、アメリカ人のうち「とても幸せだ」と回答した人は1975年には53パーセント、2000年度には47パーセントである。
グラフにあるように、米国経済は成長したが、幸せレベルはそのままなのだ。
豊かになればなるほど、お金で幸せを買うことはだんだん難しくなる。
南カリフォルニア大学の経済学者リチャード・イースタリンが指摘したこの現象を「イースタリンの逆説」という。
ここで言及したいのは、貧困から脱した社会では、お金はもう幸せのキーワードにはならないという点だ。


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