有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

内心バカバカしくても…男性はなぜ無意識に競争してしまうのか 受験も出世もゴルフも「勝ちたい本能」止まらない理由

5分で読める
オフィスで議論をする男性ビジネスマン
アイツにだけは負けたくない…?(写真:maroke/PIXTA)

INDEX

「女性に比べて男性は競争が好き」と言われて、思い当たる節がある人は案外多いのではないだろうか。
受験に燃えるのも、出世を目指すのも、スポーツで勝敗にこだわるのも、男性のほうが熱心に見える場面は少なくない。
もちろん個人差はあるが、この「そうかもしれない」という感覚には、進化心理学から見ても一定の根拠があるという。
なぜ男性は、競争に勝つことへ駆り立てられるのだろうか。
その背景には、“女性にはない”逼迫した事情があった。
韓国・延世大学で心理学教授を務める筆者が、『幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ』の中で、「生きること」をかけた競争を繰り返してきた人類の歴史から、男性が無意識のうちに競争へ向かってしまう心理を解説する。

生物は競争する――“生き残るために”

『幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ 進化心理学が教えてくれる“きれいごと抜き”の人生戦略』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

生きることは競争の連続でもある。

入試、昇進、地下鉄の空席――なんであれ、座席の数より座る人のほうが多ければ競争は避けられない。でも、こうした日常での競争は、自然界の競争の前では退屈なものでしかない。

この自然の競争とは、そう「生存」である。まずスケールそのものが違う。

収入の多い少ないなど、それなりの学歴をかかげてくり広げられる戦いではない。

自然界の生存競争は文字どおり「生存をかけた戦い」だ。

勝者は子孫を通じて自分の生命をつなぐが、落伍者は生命体ではなく、冷たい「物質」に返る。競争の中でも最たる競争が、この生存なのだ。

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数