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キャリア・教育

内心バカバカしくても…男性はなぜ無意識に競争してしまうのか 受験も出世もゴルフも「勝ちたい本能」止まらない理由

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オフィスで議論をする男性ビジネスマン
アイツにだけは負けたくない…?(写真:maroke/PIXTA)
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仮に、男女20人ずつが暮らす島に子どもが生まれたと仮定しよう。成人女性全員が母親になったが、男性たちは2人に1人だけが父親になれたとしよう(チンパンジーの独占構造を考えてみよ)。

この島で生まれた子どもたちの戸口調査を後に行ったところ、母親は計20人、父親は計10人であることがわかるだろう。私たちはこんなに不公平な村で暮らしていた者たちの子孫なのだ。

だから、先祖の男女比率は1対1ではなく、1対2で女性の比率が高い(Baumeister, 2010)。

男性が「一か八か」を選びがちな理由

人間の場合、それでも一夫一妻制のおかげで、男女間の不均衡は減ってきている。

別の哺乳類の場合、この比率は3(オス)対7(メス)ぐらいまで増える。ほとんどのメスは子どもを持つが、オスは少数だけが遺伝子を残したということになる。

この性比の不均衡のために男女の気質の違いが生まれた。たとえば、女性は特別な努力をしなくても母親になれたため、安定志向的な戦略を選ぶほうが有利だ。

ところが男性の場合は違う。

群れの中で、トップになれないのなら、ペアリングにおいても落伍者と同様だ。何事においても「一か八か」の極端な戦略を選ぶほかなくなる。

そういうわけで、男性たちはささいなことにも負けず嫌いを発揮する。

小さなゴルフボールを部長よりも5メートル先に飛ばそうと、練習場に通ってクラブを5000回振るのが男性なのだ。負けず嫌いのオスだけが生き残れたからだ(Baumeister, 2010)。

この激しい生存競争に飛び込むか否かは、個人の意思とは関係ない。

道ばたの草から国家の首相にいたるまで、地球のあらゆる生命体は例外なく今この瞬間も、生存に有利な高地を占領するために生きている。意識していないだけだ。

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