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ライフ #神童だったあの子の今

「髪型、眉毛…身だしなみや恋愛に無頓着な男性がたくさんいた」彼女がメガバンクを辞め"婚活塾"を作ったワケ

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勝倉千尋さん(写真:本人提供)
勝倉千尋さん(写真:本人提供)
  • 新倉 和花 東京大学法学部卒・麻雀プロ
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古典に興味を持った延長で、シェイクスピアなど海外作品にも手を伸ばした。文学そのものというより、その作品を通して描かれる人間の感情や思想、生き方に惹かれた。

幼い頃から本を通して人間を知ろうとしてきた彼女の関心は、この頃も少しも変わっていなかった。そして、知れば知るほど、学べば学ぶほど、人間理解は自然と深まっていった。できる限りの高みを目指し、とことん掘り下げまくる性質は、彼女をさらなる孤独に追い込んだ。それでも、「人を知る」ことを、やめられはしなかった。

「発音しやすそうだから」ドイツ語を選んだ

人間への強い興味は変わらなかった一方で、進路の選び方は合理的だった。上智大学外国語学部ドイツ語学科。英語ではなくドイツ語を選んだ理由を尋ねると、本人はあっさりこう答える。

「発音しやすそうだったから」

大学時代(写真:勝倉さん提供)

「英語学科は授業がキツいらしくて。ドイツ語は卒業が簡単と聞きました。そのほうが、コスパがいいですし」と、拍子抜けするほど現実的な理由だ。授業を受けつつ、バイトを頑張り、半年間イギリスへ留学した。せっかくヨーロッパにいるのだからと各国を旅し、歴史や文化だけでなく、その土地で暮らす人々の価値観や思想にも触れた。

就職活動も合理的に行った(写真:勝倉さん提供)

就職活動も同様、特別な志望業界があったわけではない。「内定が取れたから入りました」と笑うように、銀行員になること自体が人生の目標ではなかった。最初の配属は神保町支社での中小企業営業。1日5件の企業訪問が目標だったが、担当企業は20社ほどしかない。

「用事もないのに訪問して、お客様の時間をいただく意味があるのかな?」

そう思うと、どうしても足が向かないので、上司の命令は無視していたそうだ。本質的な意味を感じられないと動けないし、目的に対するクリティカルな方法を模索するべきだ、という合理的な感性が強かった。

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