アウディのA6アバントTDIクワトロ150kWは、大変バランスのよいチューニングが印象的だ。低回転域からエンジントルクが太く、ディーゼルエンジン本来のキャラクターは、電気モーターで補強される。
かつ、エンジン回転が上がっていくとターボチャージャーがまわり、さらにトルクを上乗せされる。このときのフィーリングが気持ち良い。
しかも、アウディの技術者は、やたらパワー感を強調せず、むしろドンッと勢いよく加速することを抑えるため、アクセルペダルに”遊び”を設けている印象だ。それによって、うっかり強めにアクセルペダルを踏み込んでも、スムーズな加速を維持できる。言ってみれば、品がよい。プレミアムクラスのA6のキャラクターに合っている。
アウディらしさが光るインテリアとライティング
ダッシュボードには「MMIパノラマディスプレイ」が展開。11.9インチの「バーチャルコックピットプラス」と14.5インチの「MMIタッチディスプレイ」を一体化したものだ。アイコンが並び、任意で並べたウィジェットをスマートフォン感覚で操作できる。スマホと同じで、慣れると扱いやすい。
さらに、助手席にも0.9インチの「MMIパッセンジャーディスプレイ」が装備され、ナビゲーションマップから動画まで、多くのコンテンツが利用できる。長い旅のときはとくに嬉しい。会話型の音声コマンドは、聴き取りも良好だし、表示した結果も的確だった。ここでもアウディ車はしっかり前へと進んでいるのだ。
ヘッドランプの機能が増えたのも、A6アバントにおける注目点。マイクロLEDを採用し「高解像度のライティングと高度なパーソナライゼーションを実現」(アウディ)がうたわれる。
具体的には、対向車や先行車へのハイビームをオフにしつつ、それ以外の車間エリアや周辺は明るく照らす配光制御をはじめ、車線中央の走行維持を支援するレーンライトやオリエンテーションライトが特徴的だ。リアコンビネーションランプでは、ハザードを点灯すると三角表示板のような三角のイルミネーションが表示される。
ヘッドランプは、8つの点灯パターンを選択できるデジタルデイタイムランニングライトを採用。仮に周囲にA6が複数台あるとき、自分のA6が認識しやすい。ここも技術をユニークに使っている点だ。
Audi A6 TDI quattro 150kW
全長×全幅×全高:5000mm×1875mm×1465mm
ホイールベース:2925mm
車重:2050kg
荷室容量:466リッター
エンジンおよび駆動方式:1968cc 4気筒 全輪駆動
最高出力:150kW/3800〜4200rpm
最大トルク:400Nm/1750〜3250rpm
変速機:7段オートマチック
乗車定員:5名
燃費:17.3km/L(WLTCモード値)
価格:940万円〜


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