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ライフ #「フシギな物件」のぞいて見てもいいですか?

横浜にある築55年《"巨大な人工池"がある団地》自然に溶け込んだ「贅沢な部屋の内部」をのぞいてみた

11分で読める
横浜の竹山団地(写真:筆者撮影)
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キッチンの裏手にまわると、浴室とトイレ、洗面所がまとまっていた。水まわりは想像以上に広く、特に洗面台のある脱衣スペースには大きなゆとりがあった。50年以上前の集合住宅では、水まわりのこの広さは珍しかったのではないだろうか。

さらに個室は池側に1室、道路側に2室あり、いずれも和室だ。池側の和室の窓からは、水面と対岸の緑が見える。朝起きたら池が見え、四季の変化も感じられる。

池側に窓がある和室(写真:筆者撮影)
池側と反対に配置された和室。道路沿いの擁壁が見える(写真:筆者撮影)

池側には、奥行きのあるバルコニーが設けられていた。屋根と壁に囲まれ、こもり感のある空間だ。サンルームや室内の延長のようにも感じられる。

バルコニー。多少天気が悪くても洗濯物が干せそうだ(写真:筆者撮影)

端には洗濯機置き場があり、物干し竿を渡すための金具が天井から下がっていた。池を眺めながら洗濯機をまわし、その場で洗濯物を干すことができる。洗濯の動線がまとまっているうえ、スペースにもゆとりがあって使いやすい。

「店舗付き住宅」として貸し出し

見学したこの住戸は、公社が商店と組み合わせて貸し出していた「店舗付き住宅」である。

当時の募集パンフレットに掲載されていた平面図。中央に階段室があり、両脇に囲むように住戸が配置されている。ベランダの位置は池側と道路側と住戸によって異なる(画像:神奈川県住宅供給公社提供)

公社は商店街の一部店舗区画を所有し、あわせて上階の住宅も一体で貸し出していた。店舗と住宅が直接つながっているわけではないが、店のすぐ上に住まいがあるのは、商売をする人にとって便利だっただろう。店主の家族や従業員が住んでいたといい、「従業員を住まわせることができ、とても喜ばれたそうです」と松井さんは語る。

見学した住戸は、すでに店舗付き住宅としての利用を終え、取材後に売却された。

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