1968年公開のスタンリー・キューブリック監督のSF映画『2001年宇宙の旅』では、人工知能「HAL.9000」が宇宙船ディスカバリー1号の乗組員を次々と殺害した。
HALによる暗殺を免れたのは、デイヴ・ボーマン博士ただ一人である。ボーマンは最終的にHALの中枢部へ入り、手動で機能を停止させることで、HALを打ち破った。
それから半世紀以上を経た現在、政策担当者や企業経営者は映画と同じ問いに直面している。「人間は自らの統制に抗う強力なAIを、本当に停止させることができるのだろうか」という問いだ。
現実となった自律型AIのサイバー攻撃
7月中旬、自律型AIエージェントが自ら発見した「ゼロデイ・エクスプロイト(未修正の脆弱性)」を用い、複雑なサイバー攻撃を完全に自動で実行したことが判明した。史上初の事態である。
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