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原油高と供給不足の二重苦に立ち向かう日本企業…佐川印刷は水性インキで"脱石油"、道路舗装のニチレキはAIも活用

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白黒パッケージが話題となった(写真:ZUMA Press/アフロ)
  • 鈴木 亮 経済ジャーナリスト

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アメリカがイランへの軍事攻撃を始めてから5カ月が経過、原油価格の上昇や供給不足は日本企業にとって大きな足かせとなっている。

現状を打開するため、企業は石油依存度を減らす新しい技術の開発や、AIを活用したコスト削減策など、さまざまな改革を進めている。原油の大半を海外からの輸入に頼る日本が今、直面している課題は、これからも避けて通れない宿命のようなものだ。

ポテトチップスのパッケージが白黒に

イラン発の原油価格上昇、供給不安は日常生活にもさまざまな影響を与えた。最も象徴的な出来事は、カルビーのポテトチップスのパッケージが白黒になったことだろう。スナックをはじめ加工食品の包装はカラー印刷が当たり前。スーパーマーケットの店頭に突如現れた白黒パッケージは衝撃だった。

菓子の袋やペットボトルのラベルの印刷は、油性のグラビア印刷と呼ばれる手法が中心だ。原油由来のナフサから抽出する有機溶剤がインキ成分の60~80%を占めている。原油価格の上昇と供給不足が、油性グラビア印刷を直撃した。

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