瓜生堂駅は近鉄奈良線を跨ぎ越す位置に設置され、近鉄側も新駅を建設する予定となっているが、現時点で双方とも工事が始まった様子はない。実は、新駅付近の地盤を調査した結果、想定よりも軟弱であることが判明。工法の見直しが必要となったのである。
着工時には29年度とされていた延伸開業の予定時期も、33年度にずれ込むことが24年4月の発表で明らかになった。また、建設資材や人件費の上昇を受け、インフラ部分の整備にかかる事業費は約790億円から約1440億円と、1.8倍以上に跳ね上がった。
ただし、この増額を加味したとしても、モノレールの延伸開業による経済効果や利便性の向上は事業費を大きく上回ると試算されたため、事業そのものは継続されることが決まった。
延伸で4路線と接続
延伸区間の開業後は新たに4路線(大阪メトロ長堀鶴見緑地線・JR学研都市線・近鉄けいはんな線・近鉄奈良線)と接続。松井山手方面や生駒・奈良方面へのアクセスにも便利となる。
冒頭で記した通り、大阪市中心部を経由せずに周辺都市へ行けるメリットは大きい。新路線の整備は人々の生活を大きく変えるだけのポテンシャルを秘めているが、その実力はすべての計画が実現してこそ最大限に発揮される。今後の工事がスムーズに進み、一刻も早く開業の日を迎えられることを願う。

