子どもはビジュアルと音楽で、大人も要所にちりばめられた「(リアルな)大人っぽさ」とシュールなセリフ回しで、誰しもが楽しめる作品に仕上がった「映画ちいかわ」。ちいかわたちは、怒り狂うセイレーンを鎮められるのでしょうか?
島民たちもみな正直者ではなく、しかも一枚岩ではありません。誰にも言えない秘密を抱えた者がいる中で、最終盤、ちいかわたちは「誰に味方をするべきか」決断するタイミングがやってきます。しかし、どちらの肩を持つにも迷ってしまい、立ち往生する一行。
その状況を動かしたのは、誰もが予想だにしないあるキャラクターからの「意外すぎるひとこと」でした。
この発言が、またちいかわたちに影を落とす要因になるわけですが、「ホラー」とすら言われる本作がどのような結論に至るかは、ぜひ劇場でお確かめください。
個人的には、一度スタッフロールに移行する前の炭酸のようなシュワッとした爽やかさは、非常にすがすがしい余韻を残してくれた気がします。エンドロールの歌も楽しいですし、終わった後にはちょっとだけオマケも残っていますから、ぜひ最後の最後まで席を立たずにご覧いただくことをお勧めします!
映画を観終わったあとにも広がる楽しみ
また、映画化に際して、様々な企業とコラボ商品を生み出している本作。「赤魚の煮付」や「単三電池」など、若干首をかしげたくなるラインナップではありますが、もしこれらに興味を持ったなら、もしくは、疑問を抱いたのであれば、やはり映画本編をご覧になってください。すべて腹落ちする結末が待っているはずです。

