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人が幸福になれるかどうかは遺伝? "トンデモ科学""差別"としてスルーされた説の信憑性が見直される科学の現在

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脳波を見つめる科学者
人間は長年大きな勘違いをしてきたのかもしれない(写真:mrwed54/PIXTA)
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北欧は見ず知らずの他人でも信頼する「高信頼社会」で、日本や韓国のような東アジアは、血縁やムラ(自分の会社)の仲間しか信用せず、外部の人間を警戒する「低信頼社会」だとされる。これもまた、幸福度に影響している可能性がある。

「私は何のために生きるのか」への回答

ここまでは欧米と東アジアの文化的な違いだが、近年は文化が遺伝に影響を与える「遺伝と文化の共進化」が注目されている。

稲作文化のムラ社会では、内向的で神経症傾向の高い性格のほうが集団主義によくなじんだとするならば、そのような遺伝的傾向を持つ者が選択され、集団内に広がっていったかもしれない。

だとすれば、そもそも「日本人(あるいは韓国人)」だというだけで、幸福になりにくい運命を背負っていることになる。だがこれは、(もし事実だとしても)落胆するようなことだろうか。

幸福になれるかどうかが遺伝的に決まっているのなら、幸福になろうと努力することにさしたる意味はない。

遺伝的に幸福になることが難しい日本人や韓国人が幸福を目標にすると、たいていは失敗して残念な結果になる。だったら、幸福を「最高善」にしなければいいのだ。

その場合は、「私は何のために生きるのか」という別の答えが必要になるだろう。

これについては、個人的なテーマとしてこれからも考えていきたい。

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