2019(平成31)年3月に同じ小国町の「ショッピングモールエコー」が閉店し、その影響で一時的に「アスモ」の客数が増え、売り上げが上がった。しかし喜びもつかの間、コロナ禍が訪れ、厳しい状況に置かれる。
2024(令和6)年10月には100円ショップのシルクが退店。シルクの撤退後、小国町議会では「今まで子どもたちが買い物に来ていたのが、最近全然見受けられなくなってきているように感じる」「アスモ内がすごく静かな雰囲気になってきている」と発言されている。(小国町議会会議録 令和6年第8回定例会 2024.12.5)
2025(令和7)年4月、ついに協同組合は自己破産手続きに入ってしまった。さらに同年9月には、核テナントであり町唯一のスーパーであった金十商店が売り上げ低迷を理由に休業し、事実上の閉店となった。
その後、公社がフロアの一部を使ってミニスーパーを開設し、今に至る。
廃墟モール化を招いた2つの要因
冒頭にて、廃墟モールの誕生には7つの要因があると書いた。具体的には以下の7つだ。
「アスモ」は、①競合施設の存在、⑦核テナントの撤退によって廃墟モール化してしまった。
商業施設としては衰退してしまった「アスモ」だが、現在でも地域の中心的拠点であり続けている。続く後編では、町や運営会社が講じてきた「アスモ」の再生策を掘り下げていく。

