だが構想は断念に至る。コロナ禍と物価・原油価格の高騰により、前提としていた「アスモ」の商業ゾーンを支える商業者の経営が急激に悪化し、長期の経営シミュレーションが崩れたためである。
町が施設を取得する方針
そして商業機能は、ついに底が抜ける。
2025(令和7)年4月、商業スペースを管理していた協同組合が自己破産手続きに入り、「アスモ」の維持が困難な状態となった。
同年9月、核テナントの金十商店が売り上げ低迷を理由に休業。事実上の閉店となった。
現在、中心商店街付近のロードサイドにはツルハドラッグがあり、食料品も扱っているが、食品スーパーはない。金十商店は町唯一のスーパーで、車を持たない高齢者にとって食料品を調達する貴重な場だった。
そこで公社がフロアの一部を使って、ミニスーパーを開設した。当初、営業は2026(令和8)年3月末までの予定だったが継続を求める町民の声を受け、賃貸契約が同年9月末まで延長され営業を続けている。

