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ライフ #廃墟モールの経済学

「町唯一のスーパーが売り上げ低迷で休業」「県への返済も大幅に遅れる」 町が累計6億円超の支援「山形の廃墟モール」の奮闘

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アスモ
空き区画が増えた「アスモ」はどのように立て直しを図っているのか?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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さらに2026(令和8)年4月、町は破産した協同組合が所有していた「アスモ」の土地・建物と、公社が所有する土地を取得する方針を表明。「新しいアスモの姿を構築・再利用」を図るとしている。

小国町にとって貴重な存在

小さな町のショッピングセンター「アスモ」は、町が6億円もの資金を投じても、ショッピングセンターとしての存続は極めて困難になっている。

一方、今回訪れてみて、地域の中心的存在としての役割は非常に大きいと感じた。小国駅周辺の中心商店街には、ふらっと入れるようなチェーンのファミレス、カフェはない。駅もこぢんまりとしており、待合室のスペースも限られている。

こぢんまりとした小国駅。JR米坂線の小国を含む今泉-坂町間は2022年の豪雨で被災し、運休中。代行バスが走っている(写真:筆者撮影)

そんな中で、誰でもゆっくり休んだり集ったりできる「アスモ」は町にとって貴重な存在だ。巨大な空き区画を抱え、活気は失っているものの、座って佇む人、雑談をする年配の人たち、友達とわいわいと過ごす中高生の姿があった。町民が必要としている場所なのである。

形は変わったとしても、小国町の中心として受け継がれていくだろう。

【前編】「県外のイオンらに客を奪われる」「核テナントが撤退、協同組合が破産」⋯山形にある「地元主導モール」衰退の切ない理由 では、廃墟モールとなった「アスモ」の誕生の背景について、ショッピングセンター研究家の坪川うたさんが、豊富な写真とともに解説している。
参考資料
山形県小国町『小国町議会会議録』
全国商工出版サービス『Shokokai 地域を結ぶ総合情報誌』1998.6
中小企業診断協会『商業集積の活性化マニュアル』1998.9
前編:「県外のイオンに客を奪われる」「核テナントが撤退、協同組合が破産」 山形にある「地元主導モール」衰退の切ない理由

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