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ライフ #廃墟モールの経済学

「町唯一のスーパーが売り上げ低迷で休業」「県への返済も大幅に遅れる」 町が累計6億円超の支援「山形の廃墟モール」の奮闘

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アスモ
空き区画が増えた「アスモ」はどのように立て直しを図っているのか?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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相次ぐ退店で生じた空き区画は、イベントスペース、中高生の学習スペースやキッズエリアを含むブックカフェに転用した。2019(令和元)年には空き区画を町民有志「白い森ブランドプロジェクト」の活動拠点として開放し、2022(令和4)年には子育て支援センターを移転している。

さらに2025(令和7)年1月、公社の運営でカラオケ店を復活させた。カラオケ店は3階にあったが、10年前に閉店してから空き区画のままだった。リニューアルにあたって高校生が内装工事や利用ルールづくりに協力しており、まさに官民一体で再生された。

他にも「アスモ」は、おぐに鍋まつり、大感謝祭、牛肉まつり、ハロウィン、おぐに吹奏楽団の発表会など、町民が主体となるイベントの会場としても使われてきた。

「アスモ」は商業機能がやせ細っていった一方で、公共機能へと役割を変えながら、町の中心であり続けたのである。

町が6億円以上支援

「アスモ」が町の中心であることは、財政をはじめとした小国町の支援にも表れている。

町は、山形県企業振興公社からの専門家派遣による経営改善指導、設備投資・改修、共用部のLED化などを支援してきた。町が継続的に助成してきた中心商店街区の機能形成事業補助金は、2007(平成19)年度から2023(令和5)年度までの累計で6億円強にも上る。

2020(令和2)年度には公社・協同組合・商工会・町の協働による「まちなか中核施設再生検討委員会」が発足し、「アスモ」の方向性が議論された。その検討から、アスモに公的機能を持たせ、町民や来町者の利便性を高める複合施設として再生する「まちなか中核施設ASMO再生事業化構想」が策定された。

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