しかし、客足流出は止められなかった。新潟県村上市には「村上プラザ」や「荒川ショッピングセンターアコス」(旧荒川町)が存在し、2005(平成17)年には新発田市に「イオン新発田ショッピングセンター」(現・イオンモール新発田)が誕生した。競合施設の影響などを理由に、「アスモ」ではテナント撤退が相次いだ。
「アスモ」の衰退には、小国町の商圏の縮小も影響している。小国町の人口は「アスモ」がオープンした1997(平成9)年に1万835人だったが、2026(令和8)年には6537人にまで減少している。(住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査)
商業機能から公共機能へ
そんな人口減少が進む小国町のショッピングセンター「アスモ」の立て直しのために、町と公社は空き区画を公共機能に転用してきた。
まず「まちの駅」を開設し、地域特産品の展示販売、地域情報の発信、観光・イベントの総合案内機能を整備。運営は公社に委託し、冷蔵庫等の設備導入経費を町が支援した。また、まちの駅で住民票・印鑑証明書の受付・交付を開始した。

