今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、3代目A110のテスト車両であるA110フューチャーをF1ドライバーのピエール・ガスリーがドライブ。しかも、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの主催者であるマーチ卿がその助手席に腰かけるシーンも見られ、アルピーヌとグッドウッドの深い結びつきを印象づけた。
A110フューチャーを駆ってヒルクライムに挑んだのはガスリーひとりではなかった。もともとルノー・スポールのテストドライバーで、現在は3代目A110の開発にも関わるロラン・ウルゴンも、ときにはガスリーの代役としてA110フューチャーのステアリングを握ったのである。
「テスト車両を使った開発プログラムは今年の9月ないし10月に本格化します」
3代目A110の開発状況を訊ねると、ウルゴンは真っ先にそう答えた。「その際には、ここにある車両ではなく、より多くの新技術を採り入れた新しいテスト車両を用いることになります」。
3代目でもアルピーヌらしさは健在なのか
EV化によって車重が増した3代目A110は、アルピーヌらしい走りを実現できるのだろうか? ウルゴンに展望を語ってもらった。
「私たちには(2代目)A110という素晴らしいリファレンスがあります。新型では、それと同じか、それをさらに上まわるハンドリングを目標としています」
それは、これまでのアルピーヌと同じ延長線上にあるハンドリングなのだろうか? その質問に対し、 「ええ、まったく同じですよ。アルピーヌ・ファンが多い日本の皆さんにも、早く新型をご披露したいと思っています」
EVでエンジン車に負けないファン・トゥ・ドライブを実現しようとするアルピーヌの開発陣。彼らの挑戦を、今後も見守っていきたい。

