家庭で抱えこまないように、第三者にも相談した。特に利用したのが、塾の公開模試の待ち時間に開かれる、保護者向け説明会だ。塾の教材や進度、夏休みに必要な学習時間など疑問はなんでも聞いた。
「何度も質問し、先生から顔と名前を覚えられたほどです」
気になるトータルの費用は?
中受は、小6になると費用が一気に跳ね上がる。塾が行う志望校対策講座や模試、受験直前の特訓などなど……万単位でお金が飛んでいく。
受験が近づくにつれ、保護者の金銭感覚も狂い出す。経験した人ならわかると思うが「合格のためなら」と、塾に加え、1時間1万円近いプロ家庭教師をつけたり、個別指導塾に通わせたりする家庭もある。中受が「課金ゲーム」と言われるゆえんだ。
“トッピング”した佐々木さんは、大手塾に通塾する場合と比べて、どのぐらい費用を抑えられたのか。早稲田アカデミー、サピックス、四谷大塚に首都圏の通塾でかかるおおよその費用を聞いた。それが下記の表だ。

佐々木さんは、最も費用が安い四谷大塚と比べても、4割近く抑えられたことになる。もちろん塾はデータや保護者会、相談体制、切磋琢磨する仲間がいる環境がパッケージ化されているので、金額だけで比べることはできない。
また、塾に通いながら家庭教師や個別指導、動画解説サービスを併用するケースはある。佐々木さんもオンライン家庭教師と、動画解説サービス「コベツバ」と「理科の伴走」を利用し、計42万円かかった。

