普段は予定や締め切り、スマホの通知に合わせて動くことが多いけれど、コテージでは天気や体調を見ながら、そのとき必要なことを一つずつする。
そんなふうに、自分に合うペースに戻っていくことも、休むことの一つなのかもしれないなと思った。
夏に、生き方の速度を調整する
コテージでの滞在を終え、アパートへ戻った。玄関を開けて最初に感じたのは、心の底からの「なんて素敵なアパートなんだ!」という気持ちだった。
ふかふかのソファに座り込み、「はあ〜〜……、快適だ……!」と思わず声が出た。
蛇口をひねれば水が出て、家の中にトイレがある。虫が自由に入ってこない窓もある。普段は便利だとすら思わないものを、それがない場所で暮らしたことで、新しい目で見ることができた。
帰ってからは窓の外の木にも自然と目が向くようになり、仕事のあとに散歩へ出ることも、前より気軽に感じられた。
休みの日には予定を詰めすぎず、スマホを置いて外の空気に触れたり、何か手を動かしたりする。コテージで過ごした時間は、日常のそんな小さな場面にも残っていくようだった。

