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サムスンが折りたたみスマホを3路線に拡大、iPhone参入前夜に始まった新フォームファクタ競争の行方

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サムスン電子のフォルダブルスマホ
サムスン電子は、フォルダブルスマホを3機種に拡大。選択肢を増やして定着を狙う(写真:筆者撮影)
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折り曲げたまま机やテーブルに置いて使う「フレックスモード」には非対応になったが、よりコンパクトな形に最適化を図ったことで、重量もフォルダブルスマホでありながら、201gまで軽量化できた。

フォールド型のフォルダブルスマホは、サムスン電子と中国メーカーのファーウェイが他社に先駆け、19年に販売。約8世代かけ、大画面化や薄型化を進め、25年に投入された「Galaxy Z Fold7」では、閉じたときの厚みを一般的な高機能スマホとほぼ同じ、8.9mmまで削減した。

形状は異なるが、Galaxy Z Fold8にもこのノウハウが継承されており、開いた時が4.5mm、閉じた時が9.7mmまで薄型化している。閉じたときのサイズが一般的なスマホと比べて横長になるが、通常のスマホのようにポケットにも入れやすい薄さは維持している。

薄さや軽さといったこれまで培ってきたノウハウは受け継いでいる(写真:筆者撮影)

モトローラも横開き型のフォルダブルスマホ競争に参戦

フォルダブルスマホのバリエーションを3機種に拡大したサムスン電子は、全方位でラインナップを用意してユーザー獲得と囲い込みを同時に行う戦略だが、これまでフリップ型しかなかったメーカーも、フォールド型に参入している。フリップ型のrazrを展開してきたモトローラは、その1社だ。

同社は初のフォールド型端末として「motorola razr fold」を開発。8月4日に、日本での販売を開始する。8月7日に3機種を一斉発売するサムスン電子に真っ向から対抗した形だ。razr foldは、他社のフォルダブルスマホの弱点を埋めるスペックが魅力だ。

モトローラ初となる横開きフォルダブルスマホのrazr fold(写真:筆者撮影)

一般的なフォルダブルスマホは、どちらかと言えばディスプレイの大きさなどの視聴体験が重視されがちで、カメラの画質は一般的な高機能型スマホに一歩劣ることがある。これに対し、モトローラはrazr foldのメインカメラにソニー製のセンサーである「LYT-808」を採用した。

このセンサーは、サイズが1/1.28インチと大きく、光を多く取り込めて画質を高めやすい。スマホのカメラを評価する海外の第三者機関であるDXOMARKでのスコアも、フォルダブルスマホでトップに立った。Galaxy Z Fold8 Ultra発売前の評価だが、同モデルはカメラを大きくアップグレードしていないため、逆転は難しいかもしれない。

サムスン電子が薄型化の代償として搭載をやめてしまったスタイラスペンにも対応する。別売の「moto pen ultra」を使うと、8.1インチの大画面に、手書きで文字や絵を書くことができる。筆圧も検知するため、書き心地がいいのも特徴だ。

サムスンがGalaxy Z Fold7で搭載をやめてしまったペン入力にも対応する(写真:筆者撮影)
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