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キャリア・教育

【「バランスがいい人」は危険?】「社会に出て活躍する」東大生と「そうでない」東大生の決定的な差

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地頭力の正体
頭のいい人は知識量が多いため「何も考えずに行動する」ができないことがある(写真:zon/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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バランスのいい東大生は、切り捨てたほうがいい。極端なところがあるやつのほうがいい、というのが、僕の見立てです。

これ、伝わりづらいと思うので、少し違う話をさせてください。

浦沢直樹さんの漫画に、『PLUTO』という作品があります。手塚治虫の「地上最大のロボット」を、浦沢さんが再構築した傑作ですが、この作品の中に、「あらゆる人間の人格データを入力された、完全無欠のロボット」が出てきます。

理論上、彼は何者にでもなれます。優しい父にも、冷徹な軍人にも、慈悲深い聖職者にもなれる。すべての人格をインプットされた、究極の存在——のはずでした。

ところが、そのロボットは、目覚めなかったんです。

なぜか。あまりにも多くの選択肢を持ちすぎたから、「自分が何者になればいいのか」を決められなかったからです。

強烈な方向性はあったほうがいい

すべての可能性を持っているということは、逆に言えば、どれかひとつを選ぶ理由がどこにもない、ということでもある。

彼は、無限の選択肢の前で、フリーズしてしまった。これ、さっきの「頭がいい人は動けなくなる」の話と、まったく同じ構造ですよね。

じゃあ、この作品の中で、そのロボットが最終的にどうやって起動するか。

その答えは、「極端な感情を注入すること」でした。

憎しみでも、悲しみでも、愛情でもいい。とにかく一つの強烈な方向性を持ったベクトルを与えることで、無限のデータの海に「向き」が生まれ、ロボットはようやく動き出す。

僕は、社会で活躍している東大生を見ていて、この話をよく思い出すんです。

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