今のは全部、もっともな検討なんですが、検討しているうちに、口を開くタイミングを失ってしまう。
これが、頭のいい東大生に起きていることなんです。
上司の指示に「でも、これってこういう問題ありません?」
ちなみに、会社の現場に置き換えると、こうなります。
上司が「これ、来週までにやっといて」と指示を出したとします。頭のいい東大生の脳内では、その瞬間に何十もの検討が走ります。
「でも、この施策って前提が崩れてないか?」
「そもそも、この目的自体、社としての優先順位は正しいのか?」
「これをやることで、隣のチームの案件と矛盾しないか?」
で、彼はそれを、律儀に上司に返してしまう。
「あの、これってこういう問題ありませんか?」
上司からすると、これはけっこうしんどいですよね。もちろん、指摘自体が的を射ていることも多い。多いんだけど、いま欲しいのはそれじゃない。
いま欲しいのは、まず動いてくれること。指示された瞬間に何も考えずに手を動かせる人が、現場では圧倒的に強い。
頭のいい人は、この「何も考えずに行動する」ができないんですよ。知識量が多いから、動く前に脳が全部先回りしてしまう。
ここまで書いてきた話を踏まえて、僕の恣意的な結論を先に言います。

