同店では京都っぽい雰囲気のある屋外席か、落ち着いたカフェのような屋内席、どちらかを選ぶことができる。私に迷いはなかった。しっかりとエアコンが効いた店内に入った瞬間、まるでお風呂の湯船に浸かったときのような「あー、生き返るわー」といった幸せに包まれた。
かき氷は注文から1~2分程度で提供された。上品な抹茶の味はもちろん美味しかったのだけど……。私の頭の中を支配していたのは「氷、氷、氷!」「氷最高!」といったペンギンや白クマみたいな感情だった。腹ペコの状態で吉野家に入ったら箸が止まらなくなるのと同じように、スプーンが止まらない。
真剣な話、かき氷は体の芯まで冷やすことができるので、熱中症対策に効果的だと思う。ただし塩分補給や水分補給という点では弱さもあるだろうから、これまで通りの対策(スポーツドリンクや塩飴を舐めるなど)と組み合わせるのが好手になるだろう。
38℃の屋外に戻った私は、かき氷パワーで、活動開始から5分程度は無敵状態。だがしかし、すぐにその効果は切れた。再び涼を求めて、私は京都らしい風情のある「鴨川」へ……。
鴨川では多少風が吹いていることもあり、体感温度的には1℃くらい下がったような感覚があった。が、基本的には誤差の範囲。その証拠に、鴨川沿いを歩いている人はほぼ誰もいない。またこのときは太陽が雲に隠れていたが、鴨川では日光を遮るものが何もない。
鴨川沿いには川に向かって張り出した座席「納涼床」の姿があった。昔の人はこういう感じで涼んでいたんだろうなと想像を膨らませつつ、エアコンを開発した人は偉大だと心底思った。
「嵐山」で見た衝撃の光景
嵐山に到着したのは16時30分頃だ。このタイミングでもまだ気温は38℃あった。ムシムシした暑さの中、駅前のミニストップで購入した『グリーンダカラ』を飲みながら進んでいく(手で持ちながら歩いて20~30分後、グリーンダカラはお風呂のお湯みたいな温度に変わった。変わってしまった)。

